素材には大きく分けて「ファンド」「ポリエステルパテ」「スカルピー」「エポキシパテ」の4つの種類が存在します。
それぞれに得手不得手が存在するため、予算に余裕があるのならいろんなマテリアルを実際に触ってみることをお勧めします。
■ファンド(石粉粘土)
乾燥させることによって硬化する紙粘土の一種。
基本的にはあらかじめ作っておいた芯材に対して削る、盛るを行うことによって形を出すマテリアルです。
・価格
![]() | アートクレイ株式会社¥ 519 |
・良いところ
ドライヤーなどで硬化時間の短縮が可能。(ただしやりすぎるとゆがむ)
古くから使われている素材なので、いろんな技法が確立されている。
・悪いところ
基本的に硬化時間が長く、厚く盛り付けられない。
ちゃんと保存しておかないと全部固まる。
・ファンドを使う上で評価が高い解説本
![]() | いわた¥ 2,520 |
■ポリエステルパテ
歯磨き粉のような液体に硬化剤を混ぜることによって硬化させるパテ。
基本的にはハケを使い大まかに盛り付け、その後のやわらかいうちに削ることによって形を出すマテリアルです。
・価格
![]() | 東海模型¥ 980 |
![]() | Wave¥ 1,701 |
・良いところ
硬化時間が早いので待たずに作業が出来ます。
オーブンなどで加熱硬化可能。(温度に気をつけてください)
・悪いところ
細いところなどが比較的折れやすいです。
混ぜている間に気泡が入りやすいため削ると気泡が出てきます。
アレルギーが出ることがあります。
・ポリパテを使う上で評価が高い解説本
![]() | 模型の王国¥ 1,995 |
■スカルピー
別名オーブン粘土と呼ばれるマテリアル。
オーブンで焼かない限り固まらないので自由に形状を作ることが出来るマテリアルです。
使える人と使えない人が、はっきりと分かれるマテリアルです。
・価格
![]() | ポリフォーム社¥ 2,079 ![]() |
![]() | ポリフォーム社¥ 1,890 |
・良いところ
硬化時間を気にせず作業できます。
作業途中にオーブンで焼くことによってそこだけ固めることが出来ます。
・悪いところ
オーブンが必要です。
焼く温度、時間を間違えるとコゲたり微細なヒビが入ります。
・スカルピーを使う上で評価が高い解説本
![]() | GUHICO¥ 1,890 |
■エポキシパテ
AとBの2つの素材を混ぜ合わせて硬化させるパテ。
パテの中では商品ごとの差が非常に大きく、特性も大きく異なるものが多い。
・価格
![]() | Wave¥ 980 |
![]() | セメダイン¥ 765 |
![]() | 大阪プラスチックモデル¥ 3,600 |
・良いところ
粘土のように使えます。
オーブンなどで加熱硬化可能。(温度に気をつけてください)
比較的強度があり、小さなパーツでも折れにくいです。
・悪いところ
硬化時間が長めで、作業の待ち時間が多くなることがあります。
4種類の中でも商品による差が非常に大きく、同じ素材と思って使うとえらい目にあうことがあります。
アレルギーが出ることがあります。
・エポパテを使う上で評価が高い解説本
![]() | ¥ 1,575 |